Q7購入の目的の一つが望遠遊びです。
レンズの焦点距離が同一である場合、センサー位置に投影される像の大きさは同一です。
画像として切り撮れるのはそのうちのセンサーサイズ分ですから、センサーサイズが大きければより広角、小さければより望遠で切り撮れるわけです。
Q7の場合、35mm版(FF:Full Frame)換算で、焦点距離4.6倍相当の画角が得られます。
従って、TM500との組み合わせでは、2300mm相当の画角となり、対角で1.7°という、恐ろしくせまい範囲を切り取ることができるわけです。
さらに対角で1.7°ということは、4:3のセンサーの短辺はわずか約1°
これは月約2個分の大きさであり、たったの約4分で画面から追い出されてしまう角度です。
しかし、ただ大きく拡大するだけでは画質が十分ではないことがあります。
実際に広い画角で撮影されたものをトリミングした方が良い画質であることもあります。
なので、同一の画角に調整して比較してみることにしました。
ホアンキエム湖、亀の塔の上にある龍の比較です。
上がTM500、下がDA*300、左がQ7、右がK-5IIsです。
The upper side is TM500.
The lower side is DA*300.
The left side is Q7.
The right side is K-5IIs.
これらをQ7+TM500のサイズに合わせてトリミング、リサイズで等倍サイズを合わせます。
They are trimmed to the same angle of view as Q7+TM500 and then resized to the smallest.
APS-Cの300mmは、FF換算で450mm相当ですが、それがちっちゃく見えますねw
等倍にそろえた画像の比較です。
そもそもTM500よりもDA*300の方が画質は良いようですが、加えてTM500の方がピントがシビアです(^^;
今回全てライブビューにてマニュアルでピントを合わせています。
They are compared with same angle of view and size.
They were focused by live view and manual.
I understand the excellence as following.
However the result may be different in case of Q10 or K-3II.
Q7+DA*300 > K-5IIs+DA*300 > Q7+TM500 > K-5IIs+TM500
という結果になりました。
TM500は予想以上に振るわない結果でした。
ピント合わせもじっくり行い、三脚使用、2秒セルフで行っているのですが、地面の振動の可能性も否定できないので、機会を見つけてテストケースを増やそうと思います。
また、いずれも低ISOで撮影できましたので、高ISO+ノイズ処理ではまた結果が変わってくるかもしれません。
ちなみにQ7の液晶は、K-5IIsよりピント合わせがしやすいと思います。
フォーカスアシストによる輪郭強調は、95%くらいの精度で良ければ、素早くピントを合わせるのに便利な機能ですが、100%を狙うなら、却ってピークが分かりにくいです。
今回はフォーカスアシストを切ってピント合わせをしています。
で、ちょっと話はそれますが、焦点距離が同じなら、センサーサイズが変わってもこの通りボケの大きさは一緒です。
センサーが大きい方がボケが大きいというのは、あくまで画角に対して選択する実焦点距離、および被写体との距離によるものだということが分かると思います。
センサーが大きい方がボケが大きいという理解でも、実用上はその関係は成り立ちますが、原理を正しく理解しないと応用ができません。
ボケの大きさは、センサーによって左右されるものではなく、あくまでレンズによって投影される像によって決まるのです。
次に2300mm相当がどのくらいのものか、分かりやすく説明するサンプルの撮影です。
夕景撮影のためにロンビエン橋に来ましたので、ここでテストです。
対象は、ロンビエン橋の隣、チュンズォン橋です。
10mmで全景を納めたので目視より小さく見えますが、こんな感じのロケーションです。
GoogleMAPで計測すると、撮影位置からターゲットまでの距離は約670mです。
ここからQ7+TM500で撮影します。
橋自体がバイクの通過に合わせて揺れるため、高画質は望めませんが、ひとまず大きさのサンプルと言うことで。
ともかく大きめの文字なら読めますし、知人の顔なら判別できるかもしれませんw
Q7のセンサーは、サイズが小さいゆえの限界はあるが、高解像度のレンズにも耐えうるセンサーであることが分かりました。
そして何より恐るべきはDA*300の解像性能です。
Q7の画素ピッチは、APS-Cなら4000万画素相当です。
それでもそれを十分に生かせるDA*300の高解像性能です。
Q7自体の高感度性能がそれほどでもないため、できるだけ低感度で、という条件付きですが、Q7+DA*300は使えます。
近いうちに揺れないところで、DA*300トリミングもテストしようと思います。
灯台もと暗し
東大モトクロス部
は似ている。
部活が実在するかは知らないけど。
おはようございます(^^
2300㎜相当は、これはまた強烈な距離ですな。
ゴルゴ十三も納得行くまで試射を重ね完璧に仕上げますから、今後に期待ですねw
遥か遠くに居る「とりあえず新型撮ったど~!」という野鳥ライフリスト更新には、かなり期待出来る代物だと、ほんのちょっぴり思います。
今のところの評価ではDA*300と組み合わせた1380mmのトリミングの方が高画質となっておりますw
SP500だとどうなったかな…
ただ、確かにまだTM500すら十分に使いこなせていないことは事実ですから、いずれにせよサンプルはもっと増やさなければと思っています。
FAFも確保しておこうかなぁ…
とりあえず今のままでも、証拠写真レベルには使えますねw
『知人の顔なら分かるかも』を見るとTM500もそこそこ良いレンズだと分かりますね。
イメージサークルのごく一部を切り撮られるというTM500にとっては不本意な撮影なのに、知人なら分かる程度には写ってくれるのですから(笑)
で、DA★300の解像力。これはマジで素晴らしいですよね。トリミング耐性が高いってのは高性能な証。買って良かった~(笑)
SP500ならもう少し良好な結果になったと思います。
TM500も、もう少し練習すれば追い込めるかもしれませんが、トマホークトリミングには勝てそうにないです^^;
でもたしかに、FFと比べると面積比で約1/18ですからね。
フィルム時代の古いレンズでここまで無茶してるわけですから、素性の良さは確かかもしれません。
でも、DA300+FAFかなぁ…
AFのレンズにFAFをつけてマニュアル操作って、何やってんだ?でしょうけどもw
まぁ、ともかくトマホークは素晴らしい性能です。
こんにちは
DA★300の解像力は、素晴らしいですね。
それに、TM500も、かなり良さそうです。
ニコン1でも、画素ピッチに見合うレンズは、解像度力が高いですから、ベンチマークになるかも
TM500は安定したところでサンプル増やしますよ。
でもトマホークの方が良さそうです^^;
01 PRIMEもなかなかどうしてこの画素ピッチに負けていない描写をします。
ディストーション補正は必須ですが^^;
う~ん、見えないものが見えるのは確かなんですけどね。
低ISOのテストですと、Q10はQ7以下、K-3はK-5IIS以上、大小関係が逆さまなので結果が逆転することはあり得るのですが、Q系で野鳥撮りに行けるとは思えませんね。
Q7でセンサーも変わってますし、大幅な画質改善があったということなのかもしれませんが、もうお腹いっぱいです(笑)
そうか
K-3との差は分からないなぁ…
今度月撮ってみますよ。
いつになるか分からないけどw
ただ、いずれにしてもじっくり構えて撮れるものでないと難しいのは確かです。