用語説明 / Words Definition

ブログ内で使用している言葉を簡単に解説します。
一般の誤用はできるだけ正すように記述していますが、そもそも厳密な解釈があいまいなものもあり、そうしたものはできるだけ一般的な定義、または分類する上での都合に合わせています。

随時追加修正します。

・35mm版/フルサイズ/FF/フルフレーム
いわゆる35mmフィルムサイズ36mm×24mmに近似するのセンサーフォーマットの事です。
フルサイズと呼ばれることがありますが、そもそも何に対してフルなのかはあいまいな用語です。
英語圏ではフルフレーム(Full-Frame:FF)と呼ばれるようです。

・APS-C
APSカメラフォーマットである23.4mm×16.7mmに近似するセンサーフォーマットのことです。

・フォーサーズ/マイクロフォーサーズ
カメラの小型化を目指してデジタル時代に登場したフォーマットです。
約17.3mm×13mmのセンサーサイズでその横縦比4/3がその名前の由来です。
マイクロフォーサーズもセンサーのサイズはフォーサーズと同じですが、更に小型化に適した規格となっており、事実上ミラーレス専用の規格です。

・一眼レフ/SLR
ミラー動作により、ファインダーとセンサーへの光路を切り替える、レンズ交換式カメラのことです。
SLR(Single Lens Reflex)と略されることもあり、デジタル一眼レフはDSLRと略されます。
レフとはこのReflex Mirrorのことを指すため、ミラーによる光学ファインダーを持たないものはただの一眼、またはミラーレスと呼ばれています。

・ミラーレス(一眼)
Reflex Mirrorと光学ファインダーを持たないレンズ交換式カメラの総称です。
マイクロフォーサーズはこれに該当します。
他にもFFサイズセンサー、APS-Cサイズセンサー、を始めとして、独自サイズのセンサーを持つミラーレス機もあります。

・コンデジ
コンパクトデジタルカメラのことですが、レンズ交換できないカメラを指して使われることが一般的です。
コンパクトとは言い難いものや、APS-Cサイズのセンサーを搭載しているモノなど、コンデジの一言でくくるには、難しい機種もあります。

・SS
シャッタースピードのこと。
センサーを露光する時間のことです。
一般的に分数を用いた秒数で表されます。
長ければ明るく、短ければ暗くなります。

・画角
センサーに投影される像の範囲です。
いわゆる望遠レンズは画角が狭く、画角の広いレンズを広角レンズと呼びますが、投影された像を受け止める範囲はセンサーサイズによって異なるため、同じ焦点距離のレンズでも、つけるシステムによって、望遠・標準・広角の扱いは変わります。

・F値・絞り
F値はレンズが光をどれだけ取り込めるかの指標で、焦点距離/レンズの有効口径で表されます。
数値が小さいほど光を多く取り込めます。
ただし、これはあくまで光の通り道が広いか狭いかだけであり、光がレンズを透過する効率は含まれていません。
絞りは光の通る口径を調整することで、F値を変化させますが、レンズの設計によって決められる開放F値より小さくすることはできません。

・ISO
光を受ける感度を表し、センサーに当てる光の量が同じでも感度を上げることで明るく写すことができます。
デジタルカメラの場合、受けた光の信号を増幅することでこれを実現しているため、ノイズも同時に増幅され、画像が荒れる原因になります。

・スローシャッター
一言で言うと、単純に遅いシャッタースピードのこと、またはそれによる特定の効果を狙った撮影技法をこう呼ぶ。
どれだけ遅いSSがスローシャッターかという厳密な定義はなく、使用する画角や狙う効果によって一概には言えないが、1/60秒くらいから、動いているものを効果的にブレさせることができるので、一応の目安と考えている。
しかしながら、星が光跡を描くには、望遠でも数十秒は必要である。
単にシャッタースピードの遅さを示すのであれば、一般に手ぶれを抑えられる限界と言われている1/焦点距離秒を目安としてよいと考える。

・順光/逆光/サイド光/半逆光
順光とは、被写体が撮影者側から光を受けている状態。
逆光とは、被写体が撮影者と反対方向から光を受けている状態。
サイド光とは、被写体が撮影者から見て横方向から光を受けている状態。
半逆光とは、逆光とサイド光の間の光の当たり方をしている状態である。

・光芒
光源を構図に入れたとき、そこから伸びる光の筋のことです。
英語ではStar Burstと呼びます。
光芒の本数は絞り羽根の枚数により、偶数なら同じ数、奇数ならその倍の数の光芒が出ます。
この光芒は絞り羽根の境目の角から生まれるため、絞り解放や円形絞りでは綺麗な光芒が出ません。