先日よさこいの写真を大量に撮ってきたわけですが、枚数が多くて仕分けももちろん大変だったのですが、もっと大変だったのが美肌加工です。
人の顔をアップで載せるわけですから、できるだけ綺麗に出したいもの。
普段の現像はLightroomのデフォルト設定をベースに、気になるものだけをピックアップして設定を煮詰めております。
ところが、ベトナムは低緯度であり、ハノイは普段曇りが多いとはいえ、一度太陽が顔を出すと、強烈な紫外線に襲われるわけです。
(そして曇りでも紫外線は思っている以上に届いている)
そのため、ベトナム女性はお肌にダメージを受けている方も正直多いわけでありまして。
笑顔が素敵な方が多いので、これは本当にもったいないことだと思うのです。
ならばせめて写真くらいは綺麗に仕上げてみましょうと、かすかな記憶を頼りに試行錯誤をしてみました。
しかもまとめて処理ができないので、作業は一枚ずつ。なので、結構手間がかかりました(^^;
でも、かけた手間の分、よさこいの女性のアップはかなり綺麗にできたかなと思っております。
以下に手順を記します。
1~4はLightroom単体で処理できます。
5はPhotoshop+Pluginが必要ですが、4まででもかなり綺麗に仕上がります。
普段は、何も問題が無ければこれだけで現像です。
これも、別に問題があるわけではないのですが、せっかくなのでより綺麗に仕上げてみましょう。
まず露光量を上げます。
ここでは加工前後を比較して悪印象となってしまっては困るので、アップのみで、本人の顔が分からないようにしていますが、露光調整自体は、全体のバランスを見て明るくします。
ポートレートは明るくするだけでかなり印象が変わりますね。
次に明瞭度を下げます。
陰影の差を縮めて肌の凹凸を目立たなくします。
あまり下げすぎると不自然になるのでほどほどに。
今回のよさこいでは-10~-12くらいが多かったです。
この-15は効果を分かりやすくするのに若干強めに調整しています。
ノイズ除去をすると、ノイズが軽減される代わりにディテールを失います。
今回は肌を滑らかに表現したいので、ノイズは少ないですが、ノイズ除去を強めにかけます。(サンプルなので特に強くかけています)
明瞭度を下げたこととも相乗して、ひげっぽい産毛も目立たなくなりました。
ここまでやっても目立つ陰影や、シミ・ソバカスは、スポット修正ツールで隠してしまいます。
最後はRAWのままPhotoshopに引き渡して美肌加工用のプラグイン(portraiture)で処理をします。
とぅるんとぅるんですw
ただし、フルにかけると不自然なくらいつるつるなので、元画の上にプラグインで処理したものをレイヤーで重ねて、透明度を調整します。
効果はしっかり残してかつ不自然さを軽減するためです。
調整前後の比較を載せようと思いましたが、アップで並べると、調整前があまりにひどく見えてしまうので避けておきます(^^;
アップで解説するため、比較的調整前でも綺麗な肌の子をピックアップしましたが、それでもここまで綺麗になります。
比較前後のギャップで、加工前がひどく見えるだけであります。
加工前が惜しいほど、その効果は強く実感できると思います。
しかし、これはサギではありません。これが本来の美しさなのですw
こんな簡単にできてしまうのですが、LightroomとPhotoshopはなんと、月額980円で使えてしまいます。
しかも常に最新版が利用できて、なおかつWindows、MacOS問わず2台までインストール可能(ただし、同時利用は1台)です。
そもそもPhotoshopだけでもともと10万円以上していて、更にお金かけて最新版にしなければいけなかったことを考えると、これは破格です。
10年使っても約12万円。アップデート費用が不要と考えると、ずーっと使い続けてもコストが逆転することはなさそうです。
トマホーク(DA*300)で撮った写真をそのまま使うと女性に嫌がられること請け合いなので、LightroomとPhotoshopは必須アイテムです。
次もまた、撮らせてもらおうと思うのなら、仕上げは美しくなければいけませんw
来ましたね! 美肌処理最強のポートレイチャー!
恐ろしく効くし、同時にノイズっぽさも除去出来るので、あたしゃこのプラグイン無しではブライダルの仕上げができません!
ポートレイチャージャンキーと呼んで下さい(笑)
美しい方をより美しく! これはポートレート仕上げの鉄則でございますね。
ポートレーチャーはすごいですね。
簡単な操作でめっちゃ綺麗になりますw
Lrで人肌に自動的にかけられたらいいのになーw
ただ、一方でポートレイチャーなしでも、ここまで差が出るなら、もっとしっかりやろうと思いました。
Lrだけでもマスクとか細かくかければもっと良い仕上げができそうですが、その分手間もかかるので、大まかにLrで処理してポートレイチャーで仕上げと言うのが一番効率が良さそうですね。
たしかにブライダルでは特に重要ですねw
おはようございます(^^
解像系は得意なのですが、人の肌と言うのがとても難しいと感じておりましたので、この記事はお世辞抜きに参考になりますです。
会社のネームプレートに顔写真を入れてるのですが、やれ頬がふっくらし過ぎてるから細くしてくれとか、色が黒過ぎて写ってるとか、やたらにクレームを付けて来た意地悪い人の顔写真を、アジャストとハイパス重ねで仕上げてあげた事があります(^^
実際よりもより以上に。
渾身のレタッチでしたw
解像系はにーさんのシャープネスアクションだけの手抜き処理ですw
現像も手抜きが多くてLrだけで完結させることが多いのですが、最近はHDRに加えてこの美肌処理でフォトショップ仕上げ率が増しております。
使いこなせればまだまだできることは多いのですけどね(^^;
渾身のレタッチw
そういう人にこそ最高の仕上げをして、写真を見せながら「写真写りいいですね」と言ってやるのですよw
こんにちは
ポートレート写真は、あまり撮ったことがないので、とても参考になる記事です。
美肌処理の過程、興味深く見させて頂きました。
LightroomとPhotoshopで980円、安いですよね。
最新版が利用できるのが、とても良いです。
よさこい写真を公開するにあたり、やはり美肌処理は必要であろうと。
で、にーさんが明瞭度のことを言っていたのを思い出しそこを中心に、露出、ノイズ除去を絡めたところ、割といい感じで処理できましてw
で、そのあとにーさんからプラグインを紹介いただいてより完璧となったわけです。
はっきり言ってPhotoshopだけでも980円以上の価値があり、Lrとセットにしてくれるのも、今後RAWユーザーの呼び水として、見事な組み合わせだと思います。
何せカメラ同梱の現像ソフトは大量現像には向いていないですからね(^^;
RAW現像は面倒くさいと思われるだけの代物でしかありません(^^;
個人的にはAfterEffectもセットにして1480円のプランを作ってもらいたいですw
こんにちは^^
大事ですね、とぅるんとぅるん。
当たり前の時代ですからね…
肌がきれいな子 このままでも良いかなと思って
かなり手抜きしたら、モデルに怒られました 笑
女性は怖いですー…笑
人物撮影は難しいです。
他の被写体と違うことに気を使わねばなりません(^^;
それでもまだ何かの活動の様子を撮ることにはだいぶ慣れてきたのですが、対話的にその人の魅力を引き出すことに関しては、まず何をすれば良いのやら、と言ったところです(^^;
ともあれ、肌処理は身につけたので怒られることだけは避けられそうですw
あとは撮る時に絞って撮らないことですかねぇ…(^^;
背景や着ている服にもよりますが、開放寄り、露出プラスで撮っておくと良いかもしれませんね。
このプラグイン凄いですよね…。
肌がきれいな人だから、そのままでいいかってありますよね。
でも掛けてみると、全然綺麗になって、元が…く感じるし(笑)
でも元が良いか化粧がうまいと効果が薄くなりますえん。
以前、肌の綺麗な方へ、自分なりの美肌処理を施したところ、あまり効果が出ませんでした。
それをご本人に伝えると、美肌処理に関してクレームをいただいてしまいました。
ご本人が言うには、美肌のために大変な時間と労力(お金?)を掛けているから、普通の人より良いのは当然なんだそうです。
魔法のツールでその差を簡単に埋めないでくれと言われました^^;
まぁ、ある意味、これをかけなければ何も問題なかったのに、一度かけてしまったばかりに元が悪く見えると言うのはありますね(^^;
確かにもともと綺麗な方が効果は小さいのですが、昔のCMフレーズとちょっと違い、綺麗な方はよりお綺麗に、そうでない方もお綺麗になりますw
まぁ、ある意味写真になってからしかその差は埋まらないので、努力が無駄になっているわけではないかと(^^;
おそらく、そこには写真写りのいい人と、写真の通り綺麗な人という差が生まれると思いますw
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