太陽ピカリン©teltel

『これのこと』

『これのこと』 K-5Ⅱs DA15mmF4 [F11 ISO140]

K-5Ⅱs DA15mmF4 [F11 ISO140]

広角バカで逆光マニアとくれば、もれなくついてくる光芒も大好きなわけでありますw
で、基本HDRがセットになっているので、のっけから2枚、前回記事と写真がかぶっているのはご容赦ください(^^;

ドラマや映画などで、映像の中に太陽が入りこむとき、6本の光の筋が出ているのを見たことがあると思うが、要はアレのことであります。
ちなみに太陽と対角方向に六角形が現れているのはゴーストです。

 

『非HDR』

『非HDR』 K-5Ⅱs DA15mmF4 [ F11 1/90 ISO400]

K-5Ⅱs DA15mmF4 [ F11 1/90 ISO400]

特にハノイに来る前、散々天気が悪いと聞かされていたため、太陽が出るたびに光芒を狙っていた結果、光芒写真だらけとなり、ハノイは天気が悪いと言っている自分が、まるで嘘つきのようでありますw

ともかく、太陽を見つければ樹木や建物を探し、陰に回り込んで、その隙間から太陽にレンズを向けるわけであります。

 

『わずかな晴れ間』

『わずかな晴れ間』 K-5IIs DA15mmF4 [ F11 ISO200]

K-5IIs DA15mmF4 [ F11 ISO200]

太陽ピカリンの名付け親、teltelさんからもやり方を聞かれたりするのですが、この光芒を出すことは、すでに生業のようになっており、息をするように光芒を撮っている(いいすぎ)ため、上手く伝えられていないようなので、改めて美しい太陽ピカリンの条件はなんだろう?と整理してみました。

 

『魚眼で光芒』

『魚眼で光芒』 K-5IIs SIGMA 10mmF2.8Fisheye [F11 ISO160]

K-5IIs SIGMA 10mmF2.8Fisheye [F11 ISO160]

1.逆光に強いレンズを用意する。

太陽にケンカ吹っかけるわけですからこれは重要です。
条件にもよりますが、ペンタのDA以降のレンズならフレアは大丈夫と思います。
ゴーストは好みにもよるので、各自で判断下さい(^^;
個人的にはDA15がベストレンズです。

相手が太陽ではなく、例えば夜景の照明などであれば、ほどほどの逆光耐性で大丈夫です。

 

『高く見上げて』

『高く見上げて』 K-5Ⅱs DA15mmF4 [F8 1/350 ISO160]

K-5Ⅱs DA15mmF4 [F8 1/350 ISO160

2.太陽を探す

当たり前ですねw
解説は飛ばします。

3.木漏れ日や建物などを探す。

周りが明るいと光芒が目立ちません。
光芒を出したいところは逆光で暗くなるようにすると良いです。
もちろん空の明るさや露出によっては、空に光芒を出すことも不可能ではありません。
しかし、太陽の一部を何かで隠して見かけの面積を小さくしておくと、光芒はよりシャープになります。

 

『太陽以外でも』

『太陽以外でも』 K-5IIs DA15mmF4 [ F5.6 1/20 ISO3200]

K-5IIs DA15mmF4 [ F5.6 1/20 ISO3200]

4.絞りをF8〜F11まで絞る。

レンズによって光芒の出方は違いますが、絞った方がはっきり出るのは同じです。
F8~F11というのは、APS-Cサイズのセンサーで回折による画質低下を防ぐ、一般的なF値です。
この辺りで十分に光芒が出ます。

フルフレームならF16くらいまで絞っても良いかもしれませんし、フォーサーズや1/1.7インチセンサーでは、F5.6~F8くらいでとどめておく方が良いかもしれませんが、F8ぐらいまでは絞っておきたいところです。
が、画質低下の度合いはレンズにもよりますし、APS-C以外は経験に乏しいので、あくまで推測です。

Q7+02が逆光ダメダメなので十分なサンプルがありません(^^;
チャンスがあればQ7+01でもトライしようとは思いますが。

 

『ラピュタの欠片』

『ラピュタの欠片』 K-5Ⅱs DA15mmF4 [F11 ISO160]

K-5Ⅱs DA15mmF4 [F11 ISO160]

5.露出を調整する。

当たり前ですが逆光になりますので、それを想定して露出を調整します。
2で太陽の一部を隠しておくと明暗差が小さくなるため露出調整は少し楽になります。
自分はHDR処理を想定しているので-3〜+3の5枚ブラケット撮影です。
なので露出なんぞ気にしたことがありませんがw

6.最終的な構図を決めてシャッターを切る。

ここは説明を省きますw

 

『北風と太陽』

『北風と太陽』 K-5Ⅱs SIGMA 8-16mmF4.5-5.6 [8mm F11 ISO160]

K-5Ⅱs SIGMA 8-16mmF4.5-5.6 [8mm F11 ISO160]

なお、クロスフィルターなるアクセサリーをレンズに装着すれば、手軽にこうした光芒を得ることができます。
これはこれで虹色にグラデーションがかかり、とても綺麗ではあるのですが、夜景やイルミネーションなどで使うならともかく、それ以外で使うには少々演出過剰でわざとらしいのであります。

 

『超極細』

『超極細』 K-5Ⅱs DA15mmF4 [ F11 ]

K-5Ⅱs DA15mmF4 [ F11 ]

光芒は絞りの角とその対角側に発生します。
絞りが偶数で均一であれば、絞りの角と対角は重なるので、絞り羽の枚数と同じだけ光芒ができます。
絞りが均一でなければ絞り羽根の枚数の倍、中途半端にずれて光芒ができます。
絞り羽根が奇数であれば、対角位置は異なるので絞り羽根の倍、光芒が生まれます。

7枚絞りの光芒14本がもっとも自分の好みのバランスです。
中でもsmc-DA15の絞り羽根は均一のバランスで、とても綺麗な光芒が出ます。

 

『青空にも出せる』

『青空にも出せる』 K-5Ⅱs DA15mmF4 [ F11 ]

K-5Ⅱs DA15mmF4 [ F11 ]

ところが、HD-DAシリーズになって、同じく広角のDA21とともに、円形絞りとなったために美しい光芒を失ってしまいました。

円形絞りの場合、角を目立たせないようにしているので、光芒もボケます。
ボケはなめらかで綺麗になりますが、光芒は不均一であいまいなものとなってしまうのです。
広角レンズはボケにくいので、そもそもボケの美しさを求めるレンズではありません。
ほとんどの場面で誰も気にしないボケの美しさのために、より広角レンズを引き立てる、この美しい光芒を失ったことは、致命的なミスであると私は思います。

DA35以上のレンズで円形絞りを採用したことは多いに評価しますが。

今日の戯言 ~批判ありき~
批判ありき、というか批判のための批判とはかように滑稽なものか、と

“リン酸塩は骨の石灰分をつくるという重要な働きをしていますが、多くとり過ぎると鉄分の吸収を阻害したり、体内のカルシウムと結合して対外に排出されカルシウム不足を招くなどの弊害があり、それによって体の治癒力や免疫力が低下するという悪循環に陥ってしまいます。”

害があるから「摂り過ぎ」というわけでありまして、リン酸塩に限らず、ありとあらゆるものは「摂り過ぎ」といわれた時点で害があるわけです。はい。
問題なのは、どこから摂り過ぎなのか?
通常の食生活で、それは起こりえるのか?が重要なわけでありまして、これではまるで四コマ目が欠落した三コマ漫画であります。

で、日本語の問題。
悪「循環」どこが循環しているのでしょうか?
体の治癒力や免疫力が低下するとリン酸塩を摂取したくなるんかいな?

“最終食品完成前に除去するという条件で、表示免除となっています。
しかし、塩酸に水酸化ナトリウム、両方とも確か劇薬だったと思いますけど…。”

混ぜたらただの食塩水になりますがね。
中学校までは義務教育ではなかったか。
こうやって無知が騒ぐから表示免除してるんじゃないかと思うのだけど?

 

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太陽ピカリン©teltel」への10件のフィードバック

  1. おはようございます(^^
    teltelさんが泣いて喜んでいると思います。
    そして、お顔がペコちゃんみたいな笑顔になるでしょうw

    DA15、中古玉がある内に抑えておこうと思ってましたが、最近のスマホ導入ウキウキですっかり忘れておりました(*^_^*)テヘッ

    弟が小学生の頃に、食べ物の好き嫌いが多過ぎて、鉄分が不足し過ぎで入院した事があるのですが、両親親戚から「鉄釘かじってろ」と言われてました。
    「鉄分と言うより、鉄過ぎじゃね?」と、子供心に思ったものです。

    • 喜んでくれるといいのですが、伝わらない説明を繰り返しているだけではないかと、内心ドキドキですw

      HD-DA15、普通の絞りに戻してくれませんかねぇ…
      戻る見込みがもし全くないのであれば、今のうちにもう一本確保しておきたいぐらいですw
      HD-DA15、とsmc-DA15、ニコイチできないかなぁw

      鉄釘かじるのはやりすぎです。
      舐める程度で十分かとw

  2. 昨日キタムラ中古にDA15があるのを見つけたんですが、
    サムヤン14mmがあるので悩むところです。
    サムヤンの光芒が綺麗ではないのと、DA15のコンパクトさは凄い魅力なんですけど

    • ディスコンなのでぜひゲットしておきましょうw
      HD-DA15が円形絞りやめてくれれば全て解決なんだけどなぁ…

      サムヤンも思ったよりいい描写ですよね。
      逆光耐性も悪くないようだし。

  3. ハイ!
    泣いて喜びましたw
    おかげさまで(笑)いい感じの太陽を見るとスマホでもパシャってしまいます。
    クロスフィルターも数枚持っているので考えたこともありましたが
    やはりそれでは面白くないですもんね。

    これからも果敢に挑戦するつもりなので、アドバイスヨロシクです。

    • お役に立っていれば良いのですが^^;

      逆光フォトとしてはスマホでもたまに撮りますが、光芒となるとスマホでは出せた試しがありませんw

      クロスフィルターは自分も一枚だけ持っていますが、イルミネーションにしか使わないですね。
      人工光に使うと非常にハマるのですが、自然光に使うとなんとなく不自然感が拭えません^^;

      撮影の場に立ち会えればもっと的確に説明することができるのですが、できるだけ文字だけでも伝えられるように努力いたします^^;

  4. こんにちは
    逆光の写真、太陽入れると、もの凄く素敵な画になりますよねぇ~
    逆光撮るなら、円形絞りじゃないほうが良いですね。
    ニコン機は、円形絞りばかりですから・・・
    最近は、絞ると角が出るので、絞って光芒出してます。(笑)

    • 自分の場合、逆光シチュエーションはほとんどが太陽とセットになっておりますw

      普段光芒を出したい時は、円形絞りでも角が出るところまで絞りますので、HD-DA15でも、光芒が出ないわけではありませんが、ネット上の実施比較を見ると、やはりパッとしない、不均一でボケた光芒になっています。

      元から円形絞りのレンズと違って、DA15の場合は、両者の比較ができてしまうことも問題なのかもしれませんがw

      ともかく、ニコンであっても、広角は円形絞りを採用すべきでないと思います…

  5. 絞り羽の枚数による光芒の差は、好みも分かれそうですね。
    被写体にもよっても変わりそうな気もしますが、太陽に関しては7枚絞りのDA15が一番好ましいと思います。
    夜景などは8枚絞りも良さそうですが、少し寂しいかな・・・。
    となると10枚絞りくらいがバランスが良さそう?あるいは5枚・・・なんてレンズあるのかな?(笑)
    横浜ベイブリッジ横断中に、橋の写真のことを思い出しました。交通量の問題もありますが、ここでやったら捕まるんだろうなぁと(笑)

    • そうですね
      好みと被写体による違いはあると思います。
      通常手に入るレンズでは5〜9枚の範囲だと思います。

      奇数が5,7,9
      偶数が6,8
      となると、自分的にはやはり7枚が好みですね。
      もちろん光芒の話なので、広角レンズに限った話ですが。
      APS-Cでは30mm以上のレンズでは9枚円形絞りで良いと思います。

      本来ならあの橋も真ん中は多分アウトですw
      車も途中で止めてはいけないので、バイクか歩きが必要です。

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