HDR

『馬車道』

『馬車道』 K-5IIs DA*16-50mmF2.8 [16mm F11 ISO160]

K-5IIs DA*16-50mmF2.8 [16mm F11 ISO160]

日本に出張で一時帰国していた時の1枚です。
1枚だけだったので出す場がありませんでした。
HDRの記事としてようやく登場です。

HDRとは、High Dynamic Rangeのことで、大きな明暗差のあるシーンでも、白飛び黒つぶれを押さえた画像および生成技術のことです。
一番シンプルな生成法は、同じ構図で露出を変えて複数枚撮り(ブラケット撮影)、Photoshop等で合成するというものです。
おそらくHDRだけの機能を持ったフリーソフトもあるのではないかと思います。
が、PhotoshopやLightroomなら、手持ちでずれた画像でも自動で位置合わせをして、揺れた葉や、歩いている人などを調整してくれるので、これが確実です。

 

『PS-HDR+Adjust』

『PS-HDR+Adjust』 K-5IIs SIGMA 10mmF2.8Fisheye [ F11 ISO160]

K-5IIs SIGMA 10mmF2.8Fisheye [ F11 ISO160]

これがPhotoshopを使って生成したHDR画像です。
HDRを生成した後、Topaz Adjustというプラグインを使って、演出加工を行っています。

 

『PS-HDR/Adj1/Adj2』

『PS-HDR/Adj1/Adj2』

これがその生成過程です。
左がHDR処理直後。
-3/-1.5/0/+1.5/+3の5枚ブラケットで撮影したものをRAW画像のままPhotoshopに引き渡してHDRを生成します。
ただし、HDR合成だけでは、コントラストの低いだけのつまらない画像になることが多いです。

そこで、右2枚のようにAdjustでフィルターをかけたもの2枚を合成して仕上げたものが上の画像です。
普段はカラー系とディテール描写系の2枚を透明度を調整して重ねることが多いです。

 

『LR-HDR』

『LR-HDR』 K-5IIs SIGMA 10mmF2.8Fisheye [ F11 ISO160]

K-5IIs SIGMA 10mmF2.8Fisheye [ F11 ISO160]

こちらはLightroomで生成したHDRです。
Photoshopでの合成より自然に仕上がります。

Photshopだと単体ではつまらないので、Adjustを使用することで、絵画的な演出が入りますが、こちらは自然な仕上げに向いています。
しかもHDR合成されたものをDNGの状態で残すことができるので、仕上げを変えたいと思うたびに合成をする必要がなく、劣化を心配することなく調整ができます。

もちろんこれをPhotoshopに引き渡してAdjustで加工するのもありです。

 

『単写』

『単写』 K-5IIs DA15mmF4 [ F11 1/90 ISO400]

K-5IIs DA15mmF4 [ F11 1/90 ISO400]

これは合成ではなく単独で撮影された1枚の階調を丁寧に調整したものです。
ブラケット撮影をしなくても、もともとRAWで撮影されたデータは、JPEGよりもはるかに多い階調データを持っていますので、これだけでもある程度ならば、暗部、明部から階調を引き出せるのです。

 

『Nam Định』

『Nam Định』 K-5IIs DA15mmF4 [ F8 ISO160]

K-5IIs DA15mmF4 [ F8 ISO160]

ナムディンの教会です。
あいにくの曇りでしたが雲の隙間から太陽が見えた時を待って撮りました。
PS+ADJです。

 

『Hồ Giảng Võ』

『Hồ Giảng Võ』 K-5IIs DA15mmF4 [ F9.5 ISO160]

K-5IIs DA15mmF4 [ F9.5 ISO160]

画になるボートがあったので、ローアングルで必死に太陽を入れましたw

 

『Star Burst』

『Star Burst』 K-5IIs DA15mmF4 [ F11 ISO140]

K-5IIs DA15mmF4 [ F11 ISO140]

HDRで撮ろうと思うものは、明暗差の激しいシーンですから、基本的には太陽を構図に入れる場面がほとんどです。
太陽の明部と逆光の影を同時に表現できるのがHDRの面白いところです。

で、太陽と影を組み合わせて生まれる光芒が大好きで、晴れた日は必ず木漏れ日を探して太陽に向けて5連写しておりますw

 

『Nhà thờ lớn Hà Nội』

『Nhà thờ lớn Hà Nội』 K-5IIs SIGMA 8-16mmF4.5-5.6 [8mm F11 ISO160]

K-5IIs SIGMA 8-16mmF4.5-5.6 [8mm F11 ISO160]

先ほどの教会のサイドビューです。
LRでのHDRです。

 

『Chùa Trấn Quốc』

『Chùa Trấn Quốc』 K-5IIs FA31mmF1.8 [ F11 ISO160]

K-5IIs FA31mmF1.8 [ F11 ISO160]

基本的に太陽と何かを合わせて撮るので、広角での撮影が多いですが、太陽の角度の浅い時間を狙えば標準域のレンズでも十分に狙って行けます。

PS+LRのフォトグラフィープランが、月額980円と超お得です。
デジイチユーザーなら絶対損はありません。

今日の画像 ~弁当は芸術だ~

 

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HDR」への10件のフィードバック

  1. おはようございます(^^
    さすが太陽ピッカリんこマイスター。
    最後にフォトグラフィープランを勧めてくるなんて思いもよりませんでしたが、実はアドセンスが安定してきたら導入しようかと思ってまして、そのためには内容を充実させなきゃと思いつつ、何ら変化を加えていない現状でした(^^
    んでホラー弁当、これは凄ぇっすね!
    ゲージツの域に達してると思いまふ。
    ちなみに私は「ほら!弁当」と言って、弁当を渡されますw

    • マイスターw
      もっと上達したら使ってみますw
      たしかに太陽を見つけたらとにかくカメラ向けていますけどね。

      フォトグラフィープランは絶対にお得だと思います。
      年間12000円で常に最新版が使えるというのは本当にありがたいと思います。
      パッケージ時代だとバージョンアップだけでそれ以上必要でしたからね。

      こういうのもキャラ弁って言うんですかねw
      ふたを開けた瞬間時が止まりそうです(^^;

      でも、「ほら!弁当」は、ちゃんとしたお弁当でしょうから、食品サンプルが入れられた、フェイクの「ホラ弁当」じゃなくて良かったと思いますw

  2. ナムディンの教会、PS+ADJが特にかっこいいと思いました。
    Adjustは、狙って使いに行くというより、画がぱっとしない時に味付けを変えてみるという使い方が半分くらいあって、イマイチ有効活用できていない感じです。
    adobeのフォトグラファープランはお得だと思いますね~。
    格安SIMと同じくらい払ってもいい気持ちにさせてくれる価格です。

    • 最近は、LrでHDRができるようになったこともあって、Adjustの稼働率が下がっております(^^;
      そういやHDR以外であまり使っていないかも。
      使いすぎるとくどいですが、アクセントに時々使うのはいいですよね。
      狙って使うのも今のところHDRだけなので、それ以外は同じようにぱっとしない時に味付けするだけになると思います(^^;

  3. こんにちは
    ナムディンの教会の画がお気に入りです。
    迫力あって、良いなぁ~
    太陽の光芒がアクセントになっていて素敵です。

    ペンタックス機だと、ブラケット撮影を連続して出来るのが良いですね。
    ニコン機だと、連続ができなくて、都度、シャッターボタン押さないとダメで、手持ちだと使いにくいです。
    フォトショ等で、修正できないほど構図がずれてしまうことも多々ありますから
    なので、1枚だけでHDRしてます。(笑)

    私も、adobeのフォトグラファープラン使っていますが、最新のアプリが使えるので、良いかなぁ~と思ってます。

    • もともとは低コントラストになるHDRを、何とかかっこ良くしたいということで、ある意味こういう仕上げにしなければなりませんでしたが、今はLrのHDRだと後加工なしでもいけるので、選択肢が増えた感じです。

      ワンショットブラケットって、ペンタだけなんですかね?
      使って分かる素晴らしさ、というか、使わないと良さが分からないというのが、ペンタの惜しいところですね^^;

    • やってくださいw
      いつものトランスを逆光で狙ってみるとかw

      HDR+Adjは込み入った人工物や雲で効果がありますね。
      まぁ、掛け方次第ではありますが。

  4. ピンバック: 太陽ピカリン©teltel | The Stories without Words

  5. ピンバック: How to create HDR | The Stories without Words

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