K-1/α雑記

IMG_7833
ペンタックスとソニーを使うようになって、両者の違いがわかるようになった。
両者をつかってそれぞれに感じたことを率直に連ねてみたい。

正直メーカーが異なればもっと最初は戸惑うと思ったのだが、意外とすんなり使えたのである。
αもボタンやメニューに関してはかなり融通が利くので、思い通りに行かずに撮影に手間取ることはない。
これは使い勝手についてもよく考えられているのだろうと思う。
そのため、決してダメ出しをしたいわけではないのだが、ずっとペンタックスを使ってきたので、ペンタックスで当たり前だったことがソニーでできないということが目につき、ソニーへの要望が多くなっていることは容赦いただきたい。

今まで当たり前だったことが実は当たり前でないということを知り、ペンタの開発陣には頭がさがるばかりなのである。
AFボタン位置の整合性やLVボタンの配置を除けば^^;

 

K-1

IMG_7486
AFボタンの位置
シャッターボタンより押す頻度が高いAFボタンである。
K-3以降このボタン位置がダイヤル右に移動になったのである。
位置の変更自体は慣れの問題なので全く問題がないのであるが、この位置は左目ファインダーでメガネをかけていると右目側に干渉する位置なのである。
これは自分が右目ファインダーにスイッチできれば解決なのだが、カメラ関係なく、左目だけを閉じるのって、自分にとっては意外としんどいw
左目のままコンタクトレンズだと、ソフトレンズなのでたまに右のレンズを飛ばしてしまうことがある^^;

IMG_7477
まぁ、右目への干渉の件は右目ファインダーの人には全く関係なことなのでまだいい。
だが、BGのAF位置はK-5系に近い配置であり、グリップ位置から本体では親指を右に、BGでは左に動かさないといけないという状態であり、どっちでもいいから配置は合わせてくれと思うのである。

IMG_7229
LVボタンの位置
LV撮影時にも左手はレンズに添えているため、左肩にLVボタンを配置されると、その都度持ち替えないといけない。
以前のようにプレイボタンと逆の配置になれば、ファインダー撮影でもLV撮影でも持ち替えしなくて済むのだが。
重いレンズをつけている時、プレイボタンが右にあるのは便利なのだが、撮影機能ではないので、撮影機能を左に追いやってまで右に置く必要はない。
一方で再生画像の消去ボタンは左のままなので、操作の整合性が取れていない。

IMG_7218
電子接点のないレンズを使用した時にISO Autoの感度アップポイントが相変わらず1/180の固定値である。
手入力した焦点距離に連動してほしい。

IMG_7219
各種撮影設定を、ペンタックスは記憶させたりリセットさせたりできる。
例えば電源を切っても最後のISO感度は記憶しておくが、ドライブモード(連射やブラケット)は単写に戻すなどが、任意に指定できる。
特に自分の場合HDR撮影用にブラケットをよく使うので、不意に+3から5連射されることを防げるので助かっているw

 

α7RII

DSC00506-161008[ 1-1000 秒 ISO 320]
EVFについて

静体を撮るにはEVFは有効。
SP500でも、拡大ファインダーを使用して、ピントの歩留まりはK-1より良い。
ただし、レリーズ前から手振れ補正が作動しているため、カメラの揺れと像が連動しておらず、超望遠域ではピントが合わせにくい場面もあった。

太陽を直視できるが、例えば木の葉の隙間から太陽をのぞかせる時、EVFの輝度かダイナミックレンジの限界で、木の葉の隙間一帯が露出が飽和しており、太陽が見えているのかどうか判別のつかない場面があった。
目には優しいが、それ故に飽和部分が太陽本体かどうかわからないのである。

また、近距離で微小な高速な被写体を望遠で狙うと、フレームレートの関係で動きを捉えきれない。(像の連続性がなくなる)
そのため、噴水の水滴を500mmで狙うとピントが非常に合わせにくかった。

IMG_7223
光学ファインダーと違い、APS-CモードでもK-1のようにスクリーン像が制限されることはないが、いちいちメニューから展開しないと切り替えられない。
ボタンカスタマイズに割り当ててボタン一つで切り替えられるようにしてほしい。

切り替えは面倒ではあるが、いつでもスクリーン領域をフルに使え、撮影情報などをオーバーレイ表示できるのは良い。

少なくとも現時点ではEVFは完全にOVF置き換えられるものではない。
ただし、EVFのメリットも無視できないものである。
どちらが優れているというよりは両者は補完関係にあると思う。

露出補正
露出補正ダイヤルがハードで用意されており、±3まではこの専用ダイヤルでコントロールできる。
それ以上の補正が必要な場合、ダイヤルを±0にして機能ボタンから露出補正をするのだが、±3以上の補正を行ってもEVFの像に反映されなかった。
実際に撮影して像の明るさが変わったので、設定は有効なようだが、EVFのメリットをあえて止める理由がわからない。
思った補正が得られていないと思い、過剰に補正してしまうことになる。

画像は-3と-5の液晶表示(EVFも同じ)と-5で実際に撮影したもの。

IMG_7224
ペンタのようにワンプッシュブラケットがほしい。
動体を追う連射は撮影枚数も決まっていないし、カメラで被写体を追うのでシャッター押しっぱなしでもいいが、ブラケットは枚数決め打ちでカメラも動かさない。
できるだけカメラを動かさないことに集中したいので、シャッターを押し続けることに意識が向くことから解放してほしい^^;

IMG_7225
電子接点のないレンズをつけた時、K-1では電源投入時に焦点距離入力画面が出るが、αでは出ない。
自分でメニューを開いて入れねばならず、手間の問題というより入力忘れが起こる。(階層は浅いので面倒ではない)
もっとも、ペンタでも電源をいれたままレンズ交換をすると自分でメニューを開かねばならないのだが。

また、手振れ補正のために入力した焦点距離情報をEXIFの焦点距離にも反映してほしい。

IMG_7226
ISO autoは、SS指定できるのはK-1より優れているが、逆に焦点距離に連動したSSを確保するISO Autoがほしい。
Slower〜Fasterまでと固定値の指定ができるが、Faster=1/250のように固定値なので、固定値の指定と何が違うのか不明。

実絞り
測光方式は実絞りのみである。
撮影イメージそのものを見ながら調整ができることはメリットであるが、絞るとセンサーの増感が必要になり、ノイズが乗ったりフレームレートが落ちたりする。
そして、一定以上絞るとせっかくの像面位相差AFが機能しなくなり、コントラストAFがフラフラしてフォーカシング性能が落ちる。
解放測光と実絞り測光をボタン一つで切り替えられるようにしてもらいたい。

関連記事 / Related Posts

にほんブログ村 海外生活ブログ ハノイ情報へ にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
いつもポチっていただきありがとうございます<(_ _)>
Thank you for your always clicking<(_ _)>
The clicking would support me.

K-1/α雑記」への12件のフィードバック

  1. カメラはスマホと違ってあまりカスタマイズできませんからねぇ・・・。
    私の場合、K-1に関してはあまり不満なく使えてるのでラッキーだっのかな。
    難しい使い方は全くしないのもあるか(笑)
    要望といえば、一点だけ、本体とレンズを安くしてほしい!
    ん?買っちゃったやつが値下がりしたら複雑ですね^^;

    • 最近ではBGはさっぱりつけなくなったので、AFボタンの整合性については問題が軽減されていますが、LVボタン配置が気になるようになってきました^^;
      レンズを支えている左手を、一旦リリースしないとLVにできないんですよね^^;

      レンズの値段はそうですねぇ…^^;
      FA LimitedやDA300が安く思えてしまうような価格設定ですからねぇ^^;
      これだけ高いとサードパーティに目移りしてしまいますw

      あとは画質との兼ね合いになりますが、ペンタのお家芸である軽量・コンパクト化もお願いしたいです。
      FA LimitedやDFA100を使っていると、あれだけでかい理由がわかりませんw

  2. AFボタンとグリーンボタン、LVボタンと再生ボタンの配置が任意に入れ替えられるようにファームアップで機能を追加してくれませんかね。
    今回のファームアップでK-70と同様の星撮影に便利な機能が追加されましたが、K-1は発売前のイベントで公言していたようにファームアップを充実させている用に思います。
    ブログでの掲載だけでなく、ペンタに要望をメールで送ってくださいませ。

    • お客様相談センターの電話番号が表示されていて、送っていませんでしたが、下に小さくインターネットお問い合わせを見つけましたので送っておきました。

      LV→再生
      グリーン→AF
      再生→グリーン
      AF→LV

      が現配置では最適だと思います。(個人の感想です)

      あくまで自由に割り当てられることを要望として、個人の感想を書いておりますw

      ソニーの方にもおくっとこw
      でもファームウェアが国内/海外で異なるから対応できるのかどうかわからないけど^^;

      最新の1.40ではバルブの長時間設定ができるのが一番嬉しいですね。

  3. この様な記事を読むとペンタ以外も使ってみたくなりまする。
    みなさんとは違って望遠よりの被写体が多いので、FF機よりも 4/3機に興味があるのよね。
    オリンパス、買ってみっかなー

    • 使い比べるとペンタの良さもわかるし、直してほしいところも良くわかりますw

      EVF機1台とする気は今でもありませんが、2台持ちならEVFはいいと思います。
      にーさんは望遠系なのでオリはいいですね。

      ミラーレスだとマウントアダプタでペンタレンズ使うのも難しくないですしね。
      絞り機構付きを買わないといけないのでちょっと高くなりますけどね^^;
      自分は絞り機構とヘリコイドチューブ付きのものを買いましたよ。

      これでFFで広くなった画角でも寄ることができますw

  4. こんにちは
    AFボタンの位置って、親指AFをする方には、使い勝手に直結するので重要ですよね。
    ニコン機は、親指AFを考慮した設計になっているので、違和感ないかな
    K-1だと、グリーンボタンがAFに最適な位置ですよね。

    • 自分の意見が正解というわけではないので、自由を利かせてくれるのがありがたいですね。
      表示と機能が合わなくなってしまいますが^^;

      世代が変わればボタン配置も変わるので、慣れで済むものもありますが、LVだけはどうしても納得できない配置なのです^^;
      手が3本あればあの位置でも構わないのですがw

  5. あれ?そういや自分はどちらの目でファインダーを
    覗いてたっけ?と思いつつ、カメラを手に取ってないので
    今は全くわかりません。普通、どちらかに決まってますよね?

    2つのカメラを手間取ることなく使用出来るなんてすごいです〜。
    色んな機能を使いこなしてらっしゃるからこそ!ですよ。

    • ファインダーを覗かなくても、左右でウィンクのしやすさが違うと思いますよ。
      自分の場合、左目を閉じるのは意識して無理をしている感じがありますw

      αをすんなり使えるのは、ボタンカスタマイズの自由度が高いことが理由です。
      各機能を、使うシチュエーションを考えて、ボタン配置ができるので、自然にそこに指が伸びるようになります。

      なのでむしろ同じ機種のユーザー同士での貸し借りが困難ですw

      自分の場合は半分がデフォルトのまま、半分カスタマイズで使用しています。

  6. こんにちは。
    複数マウントを使っていると、各社の良いところ悪いところが分かりやすいですよね。
    私もPENTAXにした時にK-5ⅡsのAFボタンの位置に戸惑いましたが、慣れればそれが普通になって、何の違和感も感じなくなりました。
    これもハマーン様の思し召しだと感謝していますw

    • そうですね自分は縁あってSONYになりましたが、使い勝手は良好です。
      ファインダーの違いはうまく補完関係にもあっていい感じです。
      今頃になってレフレックスが楽しくなってきましたw
      色の違いだけはこれからどう調整すべきかまだ決まっていませんが^^;

      あとはにーさんがオリに手を出せば、いつものメンバーで主要メーカーが揃いますw

      単純なボタンの位置は慣れの問題ですが、実際に使うときの指の動線と、統一性だけは強くお願いしたいポイントですね。
      ぜひハマーン様のお力で解決していただきたいところですw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です