K-1の評価をK-5IIsと比較して徐々にやっていきます。
機能に関してはK-3/IIを挟んでいるので2世代離れていますが、画素ピッチで比較するとK-5系の方が近いので、良い比較ができるかもしれません。
今回のテストはK-1クロップモードとK-5IIsにFA31をつけて、三脚で同じ場所から撮影しています。
画素ピッチはK-1の方が若干広く画素数が少ないため、等倍比較ではK-5IIsの方が少しだけ大きいです。
中央描写はほぼ同じ画質ですね。
中央上部の比較です。
K-5IIsの方が若干色のにじみがあって、K-1の方が鮮明な描写です。
K-5IIsで使用していたキャリブレーション設定、カラー補正を適用してみました。
微妙な階調が良く表されていますね。
特にK-5系では赤が飽和しやすかったのですが、K-1では赤が少し粘りそうです。
そのうち、以前えらいことになった赤い被写体を撮りに行ってみようと思いますw
K-1用にセッティングしたものではないのですが、K-1の方が実物に近い気がするw
カラー設定はこのまま適用できそうです。
ここからはノイズ比較です。
ノイズ除去を0にしての比較です。
ノイズがK-1の方が精細です。
暗部の階調もよく残っています。
ノイズのレベルは思ったほど違わないようですが、K-1の方が精細で良好です。
またFFサイズで撮影すれば同サイズで約2倍のアドバンテージが効いてくると思います。
ここまでISOをあげると、ノイズの精彩さと暗部の階調の差がよく現れてきますね。
K-1といえどこのISOを常用することはないと思いますが、K-5IIsよりさらに綺麗に処理できそうです。
ISOを1段差つけての比較です。
カタログではK-5/K-3から4倍の最高感度を謳っていますが、等倍比較では1段差ほども無いようです。
ノイズ比較ではセンサー面積分で2倍としても、さすがに4倍の高感度性能までは実現されていなようです。
撮って出しJPEG用のノイズ処理の高度化が貢献しているのだろうと推測します。
とは言え高感度ノイズに定評のあったK-5系比較です。
丁寧にノイズ処理をすれば、ISO12800等倍でもここまで行けます。
暗部の階調はK-1の方が優れていますし、1段差とまではいきませんが、K-5IIs比でもわずかに高感度耐性が向上しています。
クロップせずにFFで撮影すれば、それだけで有利ですしね。
もともと原理には疑念を持っていたのですが、最近時間差で別のところから話題が出ており、この原理がまだ信じられているのかと驚きました。
どういう理論展開なのかと少し探してみたところ、このURLが一番詳しく解説をしておりました。
電気を使わないペットボトル製のクーラー
でもやはり違いますね。
この原理の解説自体は正しいです。
が、この原理はバングラデシュのクーラーには当てはまりません。
ここまで詳しく原理を解説していながら気づかないもんですかね…
注目すべきは、この解説図の中で、フーでもハーでもそれ自体は温度が変わっていないことです。
風速の違いによってそれ自身より低い温度の空気を巻き込むことで涼しく感じるのです。
まるでペットボトルを装着することによって吹き込む風の温度が下がるかのような書き方をしていますが、それは誤りです。
記事の中には実際に温度が下がったと書いていますが、吹き込んだ風の温度と外気温を比較したものではないでしょう。
おそらく外気温より高くなった室温が、吹き込む風の風速が高くなることで空気の流れが変わり、こもった空気が排除され、より外気温に近づいた、というのが事実でしょう。
画像や映像を見ると、外壁がトタンです。
これでは建物の中に相当熱がこもると思います。
つまり、バングラデシュにおいて、室内温度の低下には効果が実際にあったが、吹き込む風の温度が下がったかのように紹介するのは、問題がありますね。
これがすごいと紹介するなら、日本でも効果が得られるのか、試してから紹介すればいいのに。
なんのために紹介しようとしているのか、全く意味がわかりません。
誰かにドヤ顏したいだけなら内輪でやってくれよ…
おはようございます。
おぉ!これはとても参考になる記事です。(K-1は買わないけど)
ちなみにK-3Ⅱの価格が下がっているのが多少は気になっていますが、家内の車を急遽買い替えたので資金がまったくありません(泣)
エコクーラーで一つ気になったのが、フーとハーをやって、何故ヒーを試さなかったのか。種々の感情を込めてヒーも試して欲しかったw
バングラデシュの人々に開口部を大きく取り通風を確保して、そして害虫防除のための日本伝統の蚊帳を紹介してあげたいです。
K-1を買わないのに参考になったということは、エコクーラーを設置する予定なのですね。
わかりますw
K-1を使って感じたのは、FFが出たからといって、APS-Cが不要になるわけではないということです。(そう予想はしていましたが)
K-1にはクロップモードが付いているので、APS-Cの代用としても使えますが、APS-Cとして使うならK-3の方が高精細です。
もちろんFFで使えばK-1の方が解像度で有利ですが。
望遠系で使うならK-3の方が有利でしょうし、K-1の真価を発揮させるにはやはり広角単焦点を待ちたいところですね。
K-3II後継機が出たら、値段の下がったK-3IIか、その後継機との2台使い分けをしたいと思っています。
ヒーを加えるならヘーとホーも入れましょうよw
なんだったらプーでもいいですw
蚊帳を熱帯地域に送る活動は一部で実際にあるようですね。
某所でアクセスランキング1位のあれも紹介してあげたいところですw
あ、風通しよくするとダメか^^;
このノイズレベルを見るとセンサーもより進化していますね。
逆に言うと数世代でこれぐらいの進化しかできないと言うことは、なにか新しい発見でも無い限り飛躍的な向上は望めないと言うことかな。
リチウムイオン充電池も同様ですもんね。
たしかに進化は感じますが、世代数と年数を考えると、その差は意外と少ないように感じました。
ただ、ある期間、最強の高感度性能と思われたK-5ですから、別な見方をすると、K-5のセンサーがいかに優れていたかという捉え方もできると思います。
発見自体は新しくありませんが、α7RIIがFFサイズセンサーで裏面投射型CMOSを採用していますね。
理論的にはセンサー単位面積当たり、2倍の受光感度があるはずですが…
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