食べ物を撮る

『カモ肉のヤツ』

『カモ肉のヤツ』 K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.8 1/125 ISO140]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.8 1/125 ISO140]

最近食べ物の写真を撮ることが多いですが、実はもともとあまり撮っていなくて、ハノイでの店紹介をきっかけに撮り始めるようになったので、実は意識して撮るようになってから半年ちょっとしか経っておりません。

今でも日々課題を感じながら食べ物撮りをしているものの、撮り始めに比べると納得のいくものは増えてきたように思います。

是非自分のを参考に、とはおこがましくて言えませんが、自分が意識していることを共有してお役に立てられる方がいれば幸いです。

扉は以前紹介したGreen Tangerineでの一枚です。

 

『たらこスパゲティ』

『たらこスパゲティ』 K20D FA43mmF1.9 [F1.9 1/60 ISO400]

K20D FA43mmF1.9 [F1.9 1/60 ISO400]

2枚目はまぐれショットですw
カメラを見てもらえれば分かるように食べ物を本格的に撮り始める前のものです。
この時は光に恵まれたのがかなり大きかったと思います。

構図的にはもうちょっとカメラを左に寄せれば良かったと思っています(^^;

 

『Bánh sô cô la』

『Bánh sô cô la』 K-5IIs DA*16-50mmF2.8 [50mm F4 1/90 ISO1600]

K-5IIs DA*16-50mmF2.8 [50mm F4 1/90 ISO1600]

食べ物撮りでまず参考にしたのがここです。
食べ物専門ブログではありませんが、飲食店を開けるんじゃないかと思うほどの料理の腕前を持ち、時々それが空腹MAXの0:00にアップされるわけですw
自ら作るのもそうですが、食べ歩きで美味しい店の紹介などもあるため、更新直後に見に行くのが危険なブログでありますw

ともかく、まぁ、空腹には辛いほど美味しそうに撮られているわけです(^^;

 

『Phở Gà』

『Phở Gà』 K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/125 ISO3200]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/125 ISO3200]

そうして構図をマネしながら何枚も撮っていると、何となく自分でしっくりくる構図が身につくわけで。
食べ物撮りで意識している、というか構図を探していたらそこに行きつくのが基本構図の一つ、三分割法です。
えらそうに言って基本構図なわけですが、基本は大事だなぁ、と改めて思ったのも事実です。

 

『カルボナーラ』

『カルボナーラ』 K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/125 ISO560]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/125 ISO560]

縦構図で必ず気をつけているのは後ろに何を配置するかです。
三分割構図で撮った場合、メインの被写体は基本手前1/3に来るので、それだけで撮ってしまうと、上1/3の空間を持てあましてしまいます。
特に縦構図の場合、奥行きを感じる構図ですから、必然的に奥に視線が誘導されます。
そこに何もないと、さみしい印象を与えてしまいます。

関係ないものや、乱雑なものを配置するとメインの被写体の存在感が薄れるので、今の食事に関わるもので、形が崩れていないモノ、そして綺麗にぼかすこと。
ボケ方によってはごまかしが利くものもありますがw

 

『マンゴークレープ』

『マンゴークレープ』 K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/125 ISO560]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/125 ISO560]

横構図の場合は、でーんと画面いっぱいに配置することも多いです。
その中で注目させたいものにピントを合わせて1/3を目安に配置します。

 

『Bánh Tráng Gạo Nương』

『Bánh Tráng Gạo Nương』 K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/90 ISO3200]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/90 ISO3200]

そして最近食べ物だけではないのですが、斜め構図が多いです(^^;
ワンパターン化しないように気をつけてはいるのですが、対角線構図と組み合わせると、縦構図よりもさらに奥行きが生まれるので、気が付くとこうなっていますw
正直なところ傾けようと思って傾けるよりは、何か別の意図があって、結果傾いていることが多いですね。
なので傾き加減は毎回違いますw

これはまた別の機会に記事にしようかな。

 

『カモ肉のステーキ』

『カモ肉のステーキ』 K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/60 ISO3200]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/60 ISO3200]

あとは携帯の画像加工アプリから学んだことですが、露出高め、コントラスト高め、彩度高め、色温度気持ち高めにすると、綺麗に見えますね。
ただ、やりすぎると不自然になるので加減が必要です。

露出は白い皿の凹凸がかろうじて見えるくらいまで上げて、あとは不自然にならない程度に他のをちょこっとあげて現像しています。
もちろんカメラの設定変更によってJPEGでも同じことができますが、照明、撮る料理の種類、皿の比率、全体の構図によって同じ設定でベストを追求することはできません。
相当熟達すれば1枚ごとに設定を変えてベストな設定をできる人もいるかもしれませんが、せっかくの料理を冷ましてまで他人が食べるのを待たせるわけにもいきません。
やはり1枚1枚のクオリティを個々に追求しようと思えば、必然的に現像に行きつきます。

 

『Nem Ràn』

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/45 ISO3200]

K-5IIs FA31mmF1.8 [F2.4 1/45 ISO3200]

春巻きを1/3に配置して、かつ、目いっぱい、かつ、構図のバランスをとったらこんなに傾いてしまいました。
これはちょっとやりすぎです(笑)

 

『Cơm Gà』

『Cơm Gà』 K-5IIs DA*16-50mmF2.8 [34mm F2.8 1/90 ISO3200]

K-5IIs DA*16-50mmF2.8 [34mm F2.8 1/90 ISO3200]

で、これを最後に言うのもどうかと思いますが、35mm換算50mm前後が画角的には使いやすいかな。
あとはボケも欲しいのでその辺の兼ね合いで焦点距離を決めて、あとは自分で前後するしかないと思います。

今日の戯言 ~危険な食べ物~
白砂糖の害について気になったので、ちょっと調べてみた。
案の定論理破綻が著しい。
よくもまぁ、医学知識も化学知識もないまま、事実も確認せずにここまで見事なぶっ飛んだことを書けるものである。

・精製された砂糖はミネラルなどの栄養素が失われていて体内バランスを崩す。
→白砂糖だけを舐めて生きているならそのとおり。そもそも食品は単品食いではなくバランス良く摂るべきである。砂糖に足りないものは他で補えばいい。砂糖だけが悪者になる理由がない。

・白いのは薬品で漂白しているから体に悪い。
→そもそも砂糖の主成分はショ糖という無色透明な物質である。不純物を取り除けば白くて当たり前である。
この論調なら塩も禁止すべきである。

・砂糖を摂ると体内が酸性と中和のために骨や歯を溶かしてカルシウムを消費する。
→歯が溶けるのは中和と関係ない。骨を消費するのは最後の手段。つまりそもそもカルシウムの摂取が足りていないだけの話。普通に他の食品でカルシウムを摂っていれば何の問題もない。

・砂糖の消費でビタミンB1が失われる。
→体を動かすために必要なエネルギーを得るための代謝はそもそもビタミンB群を消費する。それがイヤなら死ぬしかないが?

・白砂糖は、血中に取り込まれるのがとても速く、血糖値が急激に上昇します。
そのため、インスリンが大量に分泌され、結果として低血糖を引き起こしやすくなります。
・ショ糖は、果糖とブドウ糖がくっついてできたものです。果糖やブドウ糖は、単独ではすぐれた栄養素なのですが、この二つの分子がくっつくとたちまち悪玉になってしまい、 胃酸や消化酵素が働きかけてもなかなか切り離す事ができず消化不良になってしまう事が多いのです。
→消化しづらいのに吸収が早い?そんなアホな。そして血糖値の話をすれば果糖とブドウ糖の方が圧倒的に早い。
この手の論調(批判のための批判)では自分に都合の良い話をその場その場でつまみ食いしているため、大概自己矛盾を含む。

・消化されずに体内に残ったショ糖は、胃・小腸・大腸で真菌や悪玉菌やウイルスなどの大好物の栄養素となってしまいます。
→えー、まず菌とウィルスの違いくらい知ってから言え、と。
ウィルスはショ糖なんぞ食わん。そもそも何かの栄養を取り込むこと自体ない。

・甘いものが食べたくなるのは、塩不足が原因です。塩不足は、肝臓がブドウ糖を作る能力を下げてしまい、結果として血糖値が下がる
・(代替甘味料であるスクラロースは)ひとつの分子式の中に三個の塩素分子が入っている。塩素は毒性が強いものが多く、炭素と塩素が結び付くとさらに毒性が増しやすい。
→食塩中の塩素は重量比で60%ありますが?塩素が悪いなら塩こそ諸悪の根源。

もちろん砂糖の摂りすぎは肥満や虫歯の原因となる。
だから摂りすぎは良くない。
でもそれ以上に砂糖を悪者にする意図って一体何か。

こうやって、あれもダメ、これも危険、と言い出すと100%安全なものなどこの世にない。
大切なことは特定のものだけを食べるのでも避けるのでもなく、バランス良く食べることだろうと思う。

少なくともこんな破綻だらけの論理に振り回されないことが一番大切である。
砂糖が悪いといいつつアスパルテームなどの代替甘味料もあれこれ悪く書かれている。
こういった類の人たちは一体何を食べているのだろうか。

アレがダメ、コレがダメ、ではなく、現実的なコストも含めて何を食べるのが安全かを書くべきである。
問題提起のみで解決策を示さない、批判のために批判をする者の典型パターンである。

 

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食べ物を撮る」への10件のフィードバック

  1. おはようございます(^^
    今日の記事は食べものを全く撮らない私には随分と勉強になりました!
    まず、外食する事が殆どないので、おしゃれなこういうものにお目に掛かることが少ない(笑)
    あっ!でも「ここ」の、時間帯によっては危険地帯となる所では、手作りものも撮ってますね(^^
    そもそも私は食べるとか風呂に入るとか、とにかくノンビリゆっくりするって事が無いので、ササッと食べて片付けるので写真撮るという所まで気が回りません(笑)

    白砂糖とか、食品にダメ出しする人は別に食べなきゃ良いのに。
    ただそれだけですよね。
    提起だけで原因も要因も解決策も無いことを連ねてるだけの人は、脳ミソに糖分が足りてないので、砂糖を摂取すると良いと思います。

    • ブログとして記事映えするものを載せていますからねw
      でも、全部が全部おしゃれな店ばかりではないですし、ここに載せていない、ただのランチとかも撮ったりしますよw

      「ここ」が危険なのは、食べ物ネタが、忘れたころにやってくることですw
      まぁ、まずはおしゃれかどうかは考えずに何でも撮ってみれば良いかと。

      ネットを探せばあきれるほどあらゆるものがダメ出しされてますよw
      食べちゃダメなものではなく、これを食べるべきという情報の方がはるかに有用なんですけどね。

  2. こんにちは
    食べ物を撮るのに、とても参考になる記事ですね。
    この記事のことを踏まえて、撮ってみようと思います。
    私もほとんど外食する機会がなくて、撮るとしても、自宅での料理ばかりです。
    で、そこで感じるのが、盛り付ける器です。
    器のセンスで料理のイメージがかなり変わるんですよねぇ~
    普段使いのものばかりなので、画にならないんですよ~
    その辺りの工夫も必要ですね。
    砂糖の理論、まずは、きっちりとした医学や科学知識を基に論じて欲しいですね。
    自分の主観論だけだと、誇示したいだけだと思ってしまいます。
    虚しいですよね。

    • 器に迷った時は真っ白な皿でも良さそうですよw
      模様のあるのは難しいですよね。

      批判のための批判って、まず間違いなく自己論理が破たんしていますw
      自分に都合のよい説明だけを、つぎはぎでつまみ食いするので、つじつまが合っていないです。
      良く読むと矛盾だらけです。

      批判だけで解決策がないものは、まず疑ってかかって間違いないです。

      正しい批評とは、功と罪を両方並べた上で、ある前提のもとで、どちらが優先されるべきかを評するべきです。
      罪だけを並べれたらこの世のあらゆるものがNGになります。
      そして前提は人によって異なるので、論者の理屈が万人に当てはまるわけではないのです。
      だからこそ、功罪を並べ、読み手が自己判断できるようにしなければならないのです。
      論者の結論は論者の前提にしか適用できません。

      科学に基づいたような説明をしていますが、手法は全く科学にのっとっていませんね。

  3. やはり、FA31はいいですね。
    16-50も悪くはないのですが、FA31の中に混ざってると、あれれ?という感じがします。
    食べ物斜め構図は、askさんのイメージが強いです。
    見てる時は、斜めもカッコイイなと思って見ているのですが、いざ自分で撮るときはほぼ水平にしてしまいます・・・。
    私の場合、縦撮りはうちのブログのテーマの構成上、嫌ってしまうので撮っていても載せることはほぼなくなりました。
    おねーちゃんの時だけやむを得ずって感じです(笑)

    • なんでしょうね
      DA16-50の方は、FA31より堅く冷たい印象がありますね。
      単独で見ると別に悪くはないのですが、FA31と並べるとそう感じてしまいますね。

      斜め構図は食べ物以外にも最近良く使いますね。
      そのうち記事にしようと思いますが、まっすぐ傾いているところが落ち着きどころになっている気がします。
      撮っている時はきっちり意識しているわけではないのですが、しっくりくる角度が後から見るとそうなっているというw

      ブログテーマもなかなかベストってないですね(^^;

  4. ゴハン写真が大の苦手なアニキです。
    上手く撮れたと思ったためしがない(笑)

    それにしても白砂糖だけでこんなに情報を集めてくるとはw
    鬼になって調べまくったんですか?

    • いや、にーさんなら本気で撮り始めれば1週間で行けるはずw

      で、白砂糖は、これで2つぐらいの記事ですよ。
      にも関わらずこれだけ突っ込めるのですw
      いかに論理破たんしているかということです(^^;

      批判のために批判をすると、こんなぼろぼろでも気付かないのが一番哀れです(^^;
      でも、こんな内容でも信じしてしまう人がいるので問題は小さくありません…

  5. 出遅れたw
    参考にしていただいた上にメチャよいしょしてくださって、アザ~ッス(笑)
    食べ物写真では光加減で出来が違ってきますよね
    窓からの自然光で逆光気味がよいと思っています。

    構図の傾きは自分では上手に撮れる気がしませんが、ask–evoさんのはいい感じなんですよね。
    『Phở Gà』が素晴らしいと思います!

    今後も時折午前0時に爆弾を仕掛けますので腹を減らしてご覧ください。

    • いやー、だって狙ってやっているかのように空腹を刺激されるんですよね。
      ハノイの2時間の時差に最近は救われていますがw
      しかも毎日じゃないところが油断を誘うわけですよw

      あー、自然光逆光気味、そうでそうです。
      それ書いてなかった(^^;
      夜だけはどうにもなりませんけどね(^^;

      見てる側が飽きていないかちょっと心配にはなりますが、自分でファインダー覗いてると、斜めがしっくりくることが多いんですよね。
      万人への参考にはならないでしょうけど、そのうち記事起こそうと思います。

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