The new weapons! – TM500

『TOKINA Mirror』

『TOKINA Mirror』 K-5Ⅱs FA31mmF1.8 [ F1.8 1/125 ISO1100]

K-5Ⅱs FA31mmF1.8 [ F1.8 1/125 ISO1100]

何が悲しゅうて今時F8でAFの利かないレンズを買わにゃならんのか、
そう思う方もいるかもしれませんが、TOKINAの500mmミラーレンズをゲットしたのであります。
TM500とはこのレンズの型番です。おそらくTokina Mirror 500mmと思われます。

このミラーレンズ(レフレックスと言うことの方が多いかも)は、
光路がレンズユニット内で反射しているため、その往復分、レンズの全長を短くできるのが一番の特徴です。

事の発端はこのレンズではなくTamronのSP500というミラーレンズなのですが、
これがまた良い描写をするレンズで、毎度おなじみの伝道師様が宣伝部長となって、
自ら最前線に立って宣伝を開始したのですから、そりゃぁ、猫も杓子もとなるわけです。

しかし、ミラーレンズは今では現役で販売しているのはKENKO1社のみ。
しかも評判のレンズには及ばないのであり、そうなると中古をあさるしかないわけで。

 

『フード装着』

『フード装着』 K-5Ⅱs FA31mmF1.8 [ F2.8 1/125 ISO2200]

K-5Ⅱs FA31mmF1.8 [ F2.8 1/125 ISO2200]

ところがここはハノイ。
買える環境にないわけでして、そんな時、にーさんが、
「SP500とまでは行かないが、まずまずの評判で気になるレンズがある」
というTOKINA REFLEX 500mm/F8をオークションで発見したのです。

にーさんが落札→しばらく遊ぶ&評価→お下がりをハノイへ

という流れは半ば必然であったと言えましょうw

 

『テスト全景』

『テスト全景』 K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/350 ISO160]

K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/350 ISO160]

他のレンズだとF値を変えながら描写チェックをするのですが、
こいつはF8固定ですので、ひたすらピント合わせをするだけしかありません。

ところが、すでに500mmと言えば、手元にSIGMA170-500mmというレンズがあったので、
こいつとの描写比較を行っています。

ちなみに、にーさん曰く、「もうちょっと追い込めそう。これで95%かな」とのことなので、
丁寧な仕上げとリサイズは必要ですが、十分使える画質だと思います。

 

『中央等倍比較 vs SIGMA170-500』

『中央等倍比較 vs SIGMA170-500』

左上がTM500
他SIGMA170-500を開放F6.7から絞りながら比較しています。

まずは中央付近ですが、SIGMAの開放が使いものになりませんw
F8以上ではSIGMAの方が良い描写です。
とはいえブログのように縮小前提であれば、『テスト全景』のように、
TM500も十分実用的な画を吐き出すことができます。

 

『周辺等倍比較 vs SIGMA170-500』

『周辺等倍比較 vs SIGMA170-500』
こちらが周辺画質です。

こちらはTM500の圧勝ですね。
じつはこのレフレックス、主要光学部品がレンズではなく鏡であるため、
屈折を利用したレンズと違い、光の波長の違いによる収差が原理的に発生しません。
(実際にはレンズも使っていますし、収差は他にも種類があるので収差0ではありませんが)

 

『わっか』

『わっか』 K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/125 ISO1600]

K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/125 ISO1600]

レフレックスとMFに慣れるための練習の一枚です(^^;
縮小でそれなりですが、原寸ではさらにピントが甘いです(^^;

で、レフレックスの特徴であるリングボケ。
光を反射させるために、真ん中にふたがありますw
この部分の光を取りこめないため、ボケはこのようにわっかになります。

個人的にはあまり主張の強い出方は好きではありませんが、
まぁ、レフレックスらしい味と言えば違いありません(^^;

 

『MF練習』

『MF練習』 K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/1500 ISO3200]

K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/1500 ISO3200]

MFの練習です。
レフレックスはピントとブレにシビアなレンズです。
不慣れなMFに加えてブレ要素が入ってくると、はっきり言って集中できませんw

普段AF任せにしているピントに集中しなければいけないため、ぶれも抑えきれない感じです。
これぐらいまでSS上がればよいのですが、電子的に焦点距離を拾って来れないので、
感度アップポイントが1/250固定のため、SSを稼ぐには手動でISOをあげるか、
TvでSSを直に指定せねばなりません。

電子接点を持たないレンズは、電源投入時に焦点距離を手入力するので、
この焦点距離を基準にしてもらいたいものです。

 

『ワンちゃん』

『ワンちゃん』K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/500 ISO3200]

K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/500 ISO3200]

えぇ、ワンちゃんを撮ったのですよ。
ワンちゃんを狙って、ピントがずれたのであります。

ピント合わせが難しい例と言うことで。

 

『亀ライトアップ』

『亀ライトアップ』 K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [2sec ISO160]

K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [2sec ISO160]

この日の日中撮影では、三脚構えてじっくりテストができるようなシチュエーションではありませんでしたので、
やむなく夜景撮影を兼ねてのテストです。

まぁ、他のレンズもテストしたのですが、三脚使っても風や通りを歩く人の振動で、
テストになっていない画像もたくさん撮ってしまいました(^^;
よりによって、欲しい条件ばっかぶれたので、はずれ玉かとドキドキしましたw

で、最初三脚で撮るのでと思い、ライブビューでピント合わせをしようと思ったのですが、
500mmともなると、ピントリングの操作だけで像が揺れる揺れるw
ライブビュー画像のタイムラグも相まって、まともな調整ができず、
結局ファインダーでピント合わせました。

 

『動体練習』

『動体練習』 K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/500 ISO400]

K-5Ⅱs TOKINA TM500F8 [1/500 ISO400]

そんな感じで、静止物に対してもピント合わせが困難なのに、
これで動体を撮ろうと言うのですから無謀にも程があります。

なので練習です。
立ち止まってる時に撮ってるので動体練習にはなっていないですがw

今日の戯言 ~検索履歴~
ベトナム語辞書の検索履歴に、「死にぞこない」というのがあった。
また別の日には「秩序の乱れた世の中」「雑魚」「悪名高い」「法廷に現れる」なんてのも。
一体誰が何の目的で?

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そういえば、過去に日本のテレビショッピングでも、
電子辞書を紹介していたときに、

「手紙を書くときにこれがあると難しい漢字もすぐに分かるのでとても便利です」

と言いながら、「魑魅魍魎」とか「金輪際」とか調べていたじーさんがいたが、
どんな手紙を書いていたんだよ、一体…

 

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The new weapons! – TM500」への12件のフィードバック

  1. いよいよ RFレンズの始動ですね。
    MFを鍛える良いチャンスじゃないっすか~(笑)
    TM500で遊んだ時の画ですが、40~50mほど離れたところにいるハシビロガモのサンプルです。
    http://star.comsvr.net/201501/20141229-191058.jpg
    3600px仕上げでこれぐらいの画が得られるので、キッチリ使えれば武器になりますね。
    撮影と仕上げを楽しみましょ~(笑)

    • 鍛えたMFは当面レフレックスでしか使わないと思われw
      飛びモノ追うのに身につけておいて損はないですけどね(^^;

      仕上げも最近手抜き気味なので、TM500は少し本腰入れてやらないと、ですね(^^;

  2. こんにちは
    ナイス兄貴さんが書いてますが、MFを鍛えるには良いレンズかもしれませんね。
    私だと到底使えないレンズです・・・
    それと、ファインダーの性能が、このレンズの性能を引き出すキモになると思ってます。
    ペンタックスのカメラは、ファインダー性能が良いので、このレンズとの組み合わせは最良かもしれませんね。

    • 飛びモノやってないんで、MFはほとんど使ってませんw

      もう、長さといい、MF強化といい、鳥への布石に思えてなりませんw
      ハノイ市内に鳥が少ない理由がちょっと分かってきました。
      捕って食うのももちろんですがw、
      虫がほとんどおりません(^^;

      ファインダーに関しては、K-3がさらに見やすいらしいので、
      こちらも少し惹かれ気味ですw
      でも狙うとしたらK-3の次かなあl…

  3. こんにちは(^^
    SP500じゃなくて何を導入されたんだろ♪
    と気になってたのですが、何気に先週Equipmentsを見たら
    載せてあって、レンズ紹介を今か今かとお待ちしておりました(^^
    ピント位置は、これはもう職人技のように、自分の感覚で
    憶えるしかないので「使い倒せ」ですよね♪
    私は普段家に居る時は、SP500を付けて置いてますが
    それでも惜しいの連続ですもん(^^

    ミラーレス流行りの中、ミラーの世界へようこそw

    • すでに見られていましたかw
      にーさんが、誤ってSP500を梱包してくれないかと期待したのですが、
      残念でしたw

      とはいえ、丁寧な仕上げは前提ですが、実用十分な画質です。
      今のところSIGMA170-500の方が中央画質がいいという評価ですが、
      さすがにDA300とSIGMAを同時に持ち出すのは相当に厳しいので、
      必然的にTM500の方が持ち出し率は高くなると思います。

      ただ、今のところ他にもおもちゃがいっぱいありますので、
      本格的な鍛錬はもうちょっと後ですかねw
      しばらくはお遊びでの利用になると思います。

      あ、もちろん鳥を見つけたらトライしますよw

      ミラーレスで興味があるのはQ7とOM-DとX-T1くらいですかねぇw
      OM-Dにレフレックスつけるのは面白いかもーw
      あ、でも光学ファインダーじゃないときついか(^^;

  4. RFレンズの描写性能は、高級レンズに比べれば劣るかもしれませんが、値段を考えたらもの凄く良いですよね。
    もっともSP500やTOKINAは評判も良いので全てではないと思いますが・・・。
    そしてこの軽さは、素晴らしいとしか言いようがありません。
    今の私は違う路線に夢中ですが、そのお陰でSP500の良さがわかりました(笑)

    • 改行修正しましたw

      遊べるという意味ではコストパフォーマンスめっちゃいいですねw
      レフレックスというより、特定のこのレンズ、としてですけど。
      AFの精度の問題かもしれませんが、あのSの描写はいただけません…

      この軽さは素晴らしいですね。
      SIGMA170-500はもとより、8-16よりも軽いです(ちょっとですが)w

      色々使い比べて、元の物の良さを実感できることはありますね。
      もともとDA15は大好きですが、今、その良さを更に感じております。
      調整も終わったとのことなので、これで描写が向上していたらうれしいなぁ。

  5. いよいよお披露目ですね。
    同時期に導入したのでお互いに精進しましょう(^_^)
    これでツバメの飛翔なんて人生3回分くらいあっても撮れる気がしません。

    • 入手からほぼ3週間かかりましたw

      しばらくは静止物ですねぇ(^^;
      もともと普段から動体はそんなに撮っていないので、
      AFでもヤバいかもしれませんw

      まぁ、しばらくは遊びで使って、他のおもちゃを一通り遊び終えたら
      精進していきますよw

  6. こんばんは。
    もうベテランの域のask-evoさんですが
    さらに精進なんて楽しそうですね。
    後の作品も楽しみにしています!

    • ベテランなんてとんでもない(^^;
      伊達に月日を費やしているだけです(^^;

      特にMFなんて、赤子も同然ですw

      まぁ、ともかく頑張ります。

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