君の名は。雑記

今回写真記事でもベトナム記事でもありません。
本文と写真には全く関係がありません(写真はただの在庫放出ですw)

K-1 / DFA100mmF2.8WR Macro [ F2.8 1/250 ISO400]

K-1 / DFA100mmF2.8WR Macro [ F2.8 1/250 ISO400]

もちろん日本で話題になっていたことは随分前から知っていたのだが、一時帰国のタイミングで見ることができなかった。
ベトナムでも上映されるということで見に行ったのが今年の1月のこと。(ベトナム語字幕)
日本でもまだやっているようなので、一応リアルタイムではあるw

以下、ネタバレをできるだけ避けるように構成したいと思うが、少しでもネタバレが嫌だという人は、さっさと映画を見てこい映画を見た後でこの先を読んでください。

 

K-1 / FA31mmF1.8 [ F2.4 1/750 ISO200]

K-1 / FA31mmF1.8 [ F2.4 1/750 ISO200]

で、素直な感想だが、割とありがちな設定の組み合わせで、グッとくる場面もあったが、泣くほどではなかったというところ。

だが

この物語を深掘りして想像を広げる(妄想を膨らますともいうw)と、世界が一気に広がるのである。
なので、物語として純粋に良い出来かというと、自分の中では満足しきっていないのであるが、描かれていない物語の背景、観客をひきつける心理描写と緻密な風景描写、音楽と世界観のマッチング、をトータルで見て満足度は高かったと思う。

映画を一通り見終えると、想像通りのところと全く予想していなかったことが混在している。
そして、見終わってから振り返ると、細かいツッコミレベルから物語の土台になっているであろう背景まで、「何故?」がたくさん溢れ出てくるのである。
そしてそれは制作側が意図したことだろうと推測する。

 
A7RII / SEL1635Z [35mm F5.6 0.3sec ISO6400]

A7RII / SEL1635Z [35mm F5.6 0.3sec ISO6400]

瀧と三葉が入れ替わるのはCMでやってるからネタバレじゃないよね?w

糸守町の方は大きな町ではないし、すぐに誰かについていけば学校にも迷わずに行けると思うのだが、田舎暮らしの三葉が東京で、電車に乗って、瀧の学校にいきなり行ける(遅刻はしたようだが)のはかなり難易度が高いのではないだろうか。
その後バイト先にも行ってるし。

二人ともiPhoneは使いこなしていたので、Goodle Mapを使いこなせればいけないことは
ないのかもしれないけど、三葉の適応能力の高さには驚かされるばかりなのである。

他にも
三葉が無反応だったので、瀧は古いiPhoneを使っていたのだろうか…とかw
カレンダーどうなってるんだろう?とか

もう一回見に行って色々検証したいのだが、映画の中で語られていないことで最大の謎は、何故「瀧」だったのか、ということである。

 
A7RII / SEL1635Z [35mm F4 1/25 ISO6400]

A7RII / SEL1635Z [35mm F4 1/25 ISO6400]

ここからはネタバレでもなんでもなくただの想像だが、三葉は当事者であり、ご神体にも縁ある人物であるから、物語の中心であることには何の疑問もない。
だが、その相手が何故「瀧」だったのかには映画の中では触れられていないのだが、きっとここに物語の核心があるのではないかと睨んでいる。

二人の入れ代わりという超常現象が、単なる偶然ではなく、糸守町の人、とりわけ三葉を救うために、超自然的な意思(神様として良いと思う)が引き起こしたことであるのはおそらく間違いないことであり、そうであれば、三葉の相手が瀧であったことも偶然ではないはずである。

超自然的な意思が瀧を選んだ理由として考えられるのは
・瀧以外に三葉を救うことができない
・そもそも瀧は三葉を救う使命を持ってこの世に生まれている

のいずれかであるが、瀧は普通の高校生であり、特殊能力はない。
となると、三葉を救うことができるのは使命をもって強い意思を持つものが瀧だったのではないか。

 
A7RII / SEL1635Z [35mm F4 1/20 ISO6400]

A7RII / SEL1635Z [35mm F4 1/20 ISO6400]

ここで思い出されるのはRADWIMPSが歌う挿入歌である。
前前前世なんかもろwだし、他の歌にも「一生 いや、何章でも」とか、「消えることない約束を」「5次元にからかわれて、(中略)また「はじめまして」の合図を 決めよう」などの歌詞があり、きっと前世か前前前世に二人は一緒にいて、三葉を守れなかった瀧が、「次は必ず守る」と誓いを立てたのではないだろうか。

そしてその出来事はあのご神体ができた出来事とおそらく関係があるのではないかと思う。
8月の短い期間で二人が惹かれあったのも映画の中だけでは十分な理由が得られないんだよね。

CMを見ていたときには「前前前世」「忘れてはいけない名前」というキーワードで、最初からそういう物語だと思っていたのだが、実際にはそうではなかったので自分の中では「???」だったのであるが、なぜ瀧だったのか、という疑問にたどり着いたとき、勝手な想像ながら、自分の中で色々と繋がったのである。

この映画は、三葉を守りきって迎えた、二人の完結編なのではないだろうか。
なので、物語は三葉から始まるが、メインの主人公は実は瀧だったのだろうと思っている。

 
K-1 / DFA100mmF2.8WR Macro [ F2.8 1/250 ISO560]

K-1 / DFA100mmF2.8WR Macro [ F2.8 1/250 ISO560]

これが勝手な妄想で終わるのか、いつか答え合わせができるのかはわからないが、ともかくこういった、映画で語られていない世界を感じることで、「君の名は。」はより一層広く、深く広がるのであって、物語の単純な感想以上にこの作品に惹かれた理由である。

多分繰り返し見ると、毎回見方が変わると思うのだけど、もうベトナム上映終わっちゃったようなんだよね…^^;

とりあえずDVDとか出るまで小説読んでおきます。はいw

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君の名は。雑記」への4件のフィードバック

  1. 私の名はbluemですw
    この映画は観ていなくて、文面を読むと人間が入れ代わる訳ですね。
    会社の音楽好きの同僚がCDをNETで買いたいけど自分ではPC操作もままならないので、代わりにアマゾンやタワーレコードなどで取り寄せてあげているのですが、コンビニ受取にしていて私ではなくて同僚が行った時に、もし身分証明を見せろとか言われて免許証を見せれば名前も住所も顔写真も違う訳で、その時には「訳あって亡命して整形手術した」と言えと伝えてあります。なりすましと言えばいいのでしょうか。
    次の手として「前前前世は一緒だった」という応えも準備しておこうと思いますw

    • その説明だと下手をすれば警察を呼ばれることになりますw

      わざとらしく免許証を見て驚き、「鏡ありませんか?」と自分の顔を確認し、入れ替わっていることに、今気づいた感を出しましょうw

  2. いまさらながら観てきましたw

    で、やっとこの文章の意味がわかったwww

    • ロングランだよねーw

      やっぱり何回見ても、現世だけのつながりとは思えないんだよね…

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