現像ソフト

『比較1』

比較1.jpg

K20D DA18-250mmF3.5-6.3 [18mm F8 1/4000 ISO100 -0.5EV]

最近、RAW現像について記事にしましたが、去年からずっと、
SILKYPIX Developer Studio Pro(以下DSP)というソフトを使っておりました。
最近お試しでAdobe Lightroom3(以下LR)というソフトを使ってみましたので、
その比較です。
なお、DSPは7/4より最新バージョンの5が発売され、
結構な機能強化が図られたこと、
LRはごく最近使い始めたため細かい機能や設定は、
まだ使い切れていないであろうこと
をご考慮下さい。
記事中の画像は全て左がDSP、右がLRです。

まずRAW記事にもあった救出された失敗写真です(^^;
http://ask-evo.seesaa.net/article/205577712.html
ブラケットを忘れてカメラを降ろした3枚目w ですので、
暗部を相当持ち上げたせいで、ISO100とは思えないほどノイズが乗っていますw
もともと無限遠で撮っていましたので、ピントは来ていないのですが、
LRの方がノイズが整列され、DSPより綺麗なのにLRの方が精細感があります。
また、ノイズ除去のためにピクセルをつぶしていないため、
肌、水の階調が十分に残っており、肌がなめらかで水も透明感があります。

『比較2』

比較2.jpg

K20D FA77mmF1.8 [77mm F6.7 1/9 ISO1600 ±0EV]

いつぞやのコラボで撮った写真です。
http://ask-evo.seesaa.net/article/146188861.html
白飛びはたぶん現像技術の未熟さですw
LRでの再現像にあたり、ここを改善しようと意識したので、
これは現像ソフトの差ではありません(^^;
ただ、LRでは白飛びを抑えて階調を残す調整がごく普通にできました。
あとから書きますが、色の調整はDSPの方が楽ですが、
こうして階調を残すという点で見ると、LRの方がやりやすい気がします。
ここでの特記は扉と同じくNRが向上しているのに精細感が高いと言うところです。
目と右のおさげの当たりを比較すると一目瞭然ですね。

『比較3』

比較3.jpg

K20D FA43mmF1.9 [43mm F5.6 1/60 ISO400 ±0EV]

LRばかり持ち上げても仕方ないw ので、DSPヨイショもw
これもRAW記事にあげたサギ現像ですw
http://ask-evo.seesaa.net/article/205577712.html
正直このような色合いの調整はDSPが容易です。
LRでDSPの何倍も時間をかけましたが
まだ使いこなせていない事もあり、これが限界でした。
LRは各色要素ごとに細かく調整出来る代わりに、
いじり方を間違えると色の境にはっきりと境界線が出てしまいます。
さらに、DSPの方が、ホワイトバランスの設定も多く、
あらかじめイメージに近いところを選んでから作業を開始出来ます。
このような調整を無理なく簡単にできるのはDSPの方ですね。
ただ、LRで出来ないわけではなく、
やるために色々機能を知らないといけないということです。
自分もこの比較の後、使い方を少し教わりましたので、
この例よりはもっといけそうです。

『比較4』

比較4.jpg

K20D FA43mmF1.9 [43mm F5.6 1/60 ISO400 ±0EV]

同一写真の拡大です。
やはり精細感を出すのはLRの方が優秀です。
ただちょっとフリンジっぽくなってるのが気になります(^^;
一応フリンジ軽減させたんですが、あまり効果ありませんでした。

このほか、ファイル管理やスポッティングツールの性能など、
かなりLRに惹かれる要素が大です。
が、DSPも最新版からフォルダツリーが扱えたり、
NRの性能が大幅に向上したりと、結構頑張っているようなので、
体験版などで比較して最終ジャッジをしたいと思っています。
今のところはLRの方が半馬身ぐらい優勢ですかね。

今日の一言
スマイル一つ、テイクアウトで
いっぺん言ってみたいなぁw

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現像ソフト」への6件のフィードバック

  1. こんばんは。
    最も大事にしたいのはBMカラーとスイレンの現像。
    これらをLRで好みのトーンを得るのに苦労しましたw
    Ver1.4の頃からとりあえず所有していたのですが、トーン調整が楽な
    シルキーばかり使っておりましたよw
    で、最近本気で取り組んだら慣れちゃいました。
    BM現像の過程でK20DとK5のトーンをほぼ同じにする調整も出来る程度には
    習熟したので、とりあえずメイン現像環境として使える様になりました~
    取っつきにくいですが、他の機能が凄いだけに手なずけると武器になりますね。
    現像後の品質も上ですな。
    ピクセルレベルの処理が上手。
    ドットが変な塊にならないので、気分が良いですw

  2. 現在SILKYPIX DSP5かPhotoshopCS5にするか悩み中です。
    LRとCameraLawの違いから勉強してないんですが、同じメーカーなので似たようなものと推察すると、NR処理と解像感の関係はAdobeの方が優勢でしょうか。
    最近の秘密基地の記事といい、随分CS5に傾いてきました。
    あとはCS6発売の噂を気にするかどうかです。

  3. こんにちは~
    LR、現像品質は高そうですよね。
    私も評価中ですが、自然な色合いで仕上がるので、LRを購入する事に
    しました。
    調整する箇所が多いですが、その分、自由度があって良いかなって、
    思ってます。
    アップル製のAperture2という現像ソフトを買いましたが、機能面では
    アドビ製品に敵いませんね。
    微妙な色合いの調整は、LRのほうが格上です。
    LR、中学生の子供がいるので、アカデミック版を買う予定です。
    ask-evoさんも、小学生のお子さんがいらっしゃるようなので、アカデミック
    購入できまね ^^

  4. 兄貴
    LRはだいぶ慣れてきました。
    機能が分かれば結構サクサク使えますね。
    ただ、あのサギ現像、DSPならスライドバーを
    ずざざってやれば終わりだったw ので、
    ツールやバーを幾つか動かすとなると、
    どうしても手数が増えますね^^;
    でもその代わりさらに上を行くサギが出来そうですw
    色の傾向は少しずつわかってきたので、
    あとは場数を踏んで設定を煮詰めて行くことと、
    ツールの使い方をマスターすることですね。
    何にしても粒子の綺麗さでは手放せなくなってきています(^^)

  5. Jerryさん
    ACRはあまり使い切らないうちにLRに慣れてしまったので、
    ACRについてあまり深くは語れませんが、
    少なくともDSP(Ver4)よりは格段にNR処理、解像感で上で、
    多分ACRでも同じだったと思います。
    DSP5での比較をしていないため、その差はわかりませんが、
    CS5だと現像後の後処理にも活躍しますし、
    予算があるなら早めに入手しても良いかと。
    ただACR+Bridgeでの複数一括処理については、
    そこまで使ってなかったのでコメント出来ないです^^;

  6. iMovieさん
    LR、使えば使うほどハマります。
    色んな意味でw
    うちは実はまだ年中なのでアカデミックはダメですね~^^;
    買うのは乗り換え版になります(^^)

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